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BLUE ROSE

フォレスト・ガンプ


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フォレスト・ガンプの副題に「一期一会」と付けたのはいかにも“日本!”っていう感じがします。
途中、笑いあり涙ありの展開に、いつの間にかフォレストを応援している自分がいました。

ファースト・シーンでは一枚の白い羽根が空から舞い降りてフォレストの足元に落ちる。
ラスト・シーンでは絵本から同じ白い羽根が落ち、
バスに乗る子供を見送ったフォレストの足元からその羽根は空に高く舞い上がっていく。
また映画はフォレストの語りによって展開していく。
まるでひと昔もふた昔も前の映画のスタンダードな作りをが思い出される感じがした。
IQが少し人より低いフォレストは、母親(サリー・フィールド)の献身的な愛情と運命によって、
時代の英雄として歴史をかけめぐっていく。
そして、フォレストや登場人物によって、心に残るセリフを散りばめられながらストーリーは進んでいく。
病に伏した母親が、フォレストに優しく語り掛ける・・・。
「フォレスト? 人生はね、食べてみなければわからない“チョコレートの箱”のようなものなのよ。」

音楽も1950年から1980年代のヒットナンバーが時代の流れとともに彩られていたり、
またベトナム戦争など、アメリカの歴史や出来事なども織り込まれている。
特殊効果(SFX)で本物のケネディ大統領と握手をするシーンや
ジョン・レノンとの共演シーンもあるのにはビックリ!

ベトナム戦争でフォレストの上官役のゲイリー・シニーズが
映画の中でスパイス的な役でフォレストを引き立てているのも印象的。
そして、今でこそ有名なハーレイ・ジョエル・オスメント君が
ガンプの息子役として、かわいい“名演技”を映画の最後に観せてくれている。
自分の子供がいることも知らずにジェニーと再会したフォレスト。
ジェニーから自分の子と教えられ、驚くと同時に
「あの子は大丈夫なの? 普通なの?」と心配するフォレスト。
「大丈夫よ。とても賢いいい子よ」とジェニー。
そしてフォレストとフォレスト・Jrが一緒にテレビを観ながら、
同じように膝を抱えるように座って、同じように左に首を傾ける後姿に
何とも言えない感動が込み上げてくる。

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